初秋のお散歩
10月初旬、
年少さんがお散歩に出かけました。
園の前を歩いていると・・・
「いってらっしゃーい!」と声が聞こえます。
すべり台の上から年中・年長さんが手を振ってくれていました。
川をのぞくと魚がゆらゆらと泳いでいました。
「どこどこ?」「ほら、あそこ!」
立ち止まって観察します。
草むらの横を通ると♪リーン、リーン♪ときれいな鳴き声が・・・
耳をすませて秋の虫の音楽会を鑑賞します。
「先生、あれは何?」
「プチトマトを作っているね」
「わっ、クモ!」
ちょっとたじろぐ子ども達。
空を見上げればいわし雲・・・秋の訪れを感じます。
とっとこ、とっとこ!1学期のお散歩よりはるかに上手に歩けるようになっていますよ。
山裾の道にコロコロとどんぐりが落ちています。
みんな夢中になって拾い集めました。
「みて、どんぐり拾えたよ」
ポケットにもいっぱいです。
この界隈、野菊が咲いていたり、やまごぼうも実っていたり・・・
秋ならではの発見がいっぱいあります。
牛小屋で牛の見学をさせていただきます。
迫力ある牛さんに、みんな目を丸くして見入っていました。
「目、大きいね」「あっ、おしっこした!」「しっぽフリフリしよるよ」
感性が育つ幼少期に五感を揺さぶる感動体験たくさんさせてあげたいですね。
帰り道・・・
「見て、タニシ!」
「くっつきむしをとってみよう」
何にでも好奇心旺盛のみどりっ子です。
「ほら、くっついた!」
ねこじゃらしを採りました。
「こちょこちょ〜」「わあ、くすぐったい〜」
「ただいま」 園に帰ってきました。
ゴックン、ゴックンとホッと一息。
お散歩のあとのお茶はまた一段と美味しいものがあります。
その日のおかえり前・・・
「ミルクのへんしん」という絵本を読んでいます。
こちらのクラスは「ぼくじょうのうしさん」を読んでいます。
牛を見た感動の直後だから、より絵本の世界に入ることができます。
牛を描いた絵にも勢いがあります。
拾ってきたどんぐりでマラカスを作って遊んでいました。
容器やどんぐりの数の違いで音が変わります。
「ねえ聴いて、いい音がするんよ」
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004