10月9日、
栗拾いに出かけた年長さんです。
バスに乗り、秋の気配漂う玉川町までやってきました。
緑に囲まれた山道を登って栗山を目指します。
「あれ、なんかヘビのにおいがする」「え、そんなのわかるの?」
「うん!」
栗山に着きました。
「この大きな栗の木から栗が落ちてきたんよ」
ご覧のとおり、斜面いっぱいにイガイガ栗が落ちています。
今年は大豊作です。
さあ、それでははじめよう。
転んだら大変、大変・・・気をつけて。
「くり、み〜つけた!」
つやつや、ぴかぴかの栗が頭を見せています。
イガイガの中から栗を取り出します。
「この栗にしよう」
そっとさわってもちくちく痛いイガ栗です。
「どうやってとるのかな」
「うーん、むずかしい」
スコップや足を使って・・・
「一緒にやろうよ」
みんなで集まればよい知恵も浮かびそうです。
「おじちゃん、手伝って」
亀の甲より年の功、
こうした行事で頼りになるのは園バスのおじさんです。
おじさんから栗拾いのコツを教わります。
「いたい!」
「栗のイガが手に刺さった〜」
「ほら、とれたよ」
早くも栗拾い名人の子ども達。
手やスコップにあふれんばかり!
「いっぱいになったね」
大収穫にうれしさいっぱいのみどりっ子。
お友達と一緒に・・・
豊かな自然に包まれて、実りの秋を感じます。
秋の虫との出会いもありました。
こおろぎ、かまきり、そしてこちらは「くつわむしがおった〜」
さあ、それではそろそろ帰りましょうか。
この山を守るおじさんにお礼を言います。
「ありがとうございました」
「ぼくが幼稚園まで持って帰ってあげるね」
園庭で、おうちに持って帰る栗を袋に入れます。
1人30個ずつ、数えながら入れました。
「お母さん、めっちゃよろこぶよ〜」「栗ごはんにしてもらおう」という声や
「♪大きな栗の木の下で〜♪」の歌声が聞こえてきました。
そして、次の日・・・
おや、園庭に黒山の人だかり。さて、なんでしょう?
テーブルの上には・・・
「ほら、大きいぐみさんがとってきた栗を湯がいたよ、めしあがれ」
ホクホクほおばる子ども達。
幸せいっぱいの秋の恵みに感謝です。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004