梅雨の晴れ間、
年少さんが三島神社へ園外保育に出かけました。
神社の境内には落ち葉がいっぱい。
舞い上げたり、踏みしめたり、落ち葉の面白さを全身で体感します。
「大きな木、みつけた」
「えいっ!」と、重量上げ選手さながらに持ち上げていますよ。
「重いね」「一緒に運ぼう」
地面に線を描いて楽しむ姿も見られます。
こんな使い方も発見。
トントントン! 楽器のようにして遊んでいます。
「石もたたいてみよう」
「あれ、さっきと音が違うね」
枝をこすり合わせて…
「ねえ、聞いて聞いて、こうやってもいい音がするよ」
地を這う幹は平均台のよう。
「端っこまで行ってみよう…おっとっと!」
簡単なようでいて、バランス力を要します。
境内にはこんな切り株も横たわっています。
「ほら、ふたり上がれたよ」
所々にある石も格好の遊び場です。
「向こうの石まで行けるかなあ」
ジャンプ!
自分の体力を確かめながら、いろんなことに挑戦しています。
生き物たちとのふれあいも楽しむことができます。
「だんごむしをみつけたよ」「ねえ、見せて見せて」
「わっ、かえる、まてー」
手の中で動くかえるの何とも言えない感触は、
大人になってもずっと残っていることでしょう。
「ぼく、ごはんをつくっているよ」
「この葉っぱの形、おもしろいね」
「何の穴かなあ?」「へびかなあ、かえるかなあ?」
みんな集まって、思いを巡らせていました。
科学の芽生えとも言うべき、こうした子どもの
不思議や疑問に思う心を大切にしたいですね。
子ども達の好奇心をくすぐるものでいっぱいの境内。
センスオブワンダー(自然の神秘に目を見張る感性)を磨くことができる園外保育。
お昼が近づき、お腹の虫が鳴ってきました。
さあ、お弁当の時間です。
大木のもと、気の合う友達と食べるお弁当はとってもおいしい。
お昼からもよく遊びました。
裏の田んぼをのぞくと…「あ、おたまじゃくし!」
「おたまじゃくしってかえるの赤ちゃんなんよね?」
「あーあ、虫あみ持ってきたらよかったなあ」
木の実拾いも堪能できました。
「ほ〜ら、こっちは茶色でこっちは緑」と色の違いを楽しんでいます。
「見てー、ここここ!かたつむり」
石塀にちょこんちょこんと貼りついています。
「つかまえた!」
殻の中に顔を引っ込めたかと思うと、また出てきたり…
ユーモラスなかたつむりの動きに、興味津々。
手のひらを歩かせたり、細い枝を渡らせたり…
さあ、幼稚園に帰る時間となりました。
入園から2か月余りとは思えない遊びっぷりを見せてくれた年少さん。
園外保育を通して友達との仲もぐっと深まったようです。
ちなみに…
カタツムリは幼稚園に連れて帰って、毎日、観察をしています。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004