4月30日、
年長さんがたけのこ掘りに行きました。
リュックを背負って、玉川町の山奥までやってきました。
山の小道は草花や虫たちの楽園です。
「あ、たんぽぽ!」「ふー!」
「あっちにもたんぽぽがいっぱい」 「とんぼがおる!」
「てんとうむし、み〜つけた」 「こっちはまだ幼虫だ」
「あっ、たけのこや!」
指差す先には、ほら、りっぱに伸びたたけのこです。
たけのこ山のおじさんが笑顔で迎えてくれました。
「よろしくおねがいします」とごあいさつをします。
スコップ片手にたけのこ山を登りましょう。
段々と暗く細くなる道にちょっとどきどき。
急な斜面も果敢に登るみどりっ子。
「ねえねえ、ちょっと待って」「大丈夫?」
「ぼくと一緒に登ろう」とやさしく手を差し伸べる姿も見られます。
びよーんと地面から伸びたたけのこにびっくり!
「このたけのこにしようかな」
「一緒に掘ろうよ」
ざっく、ざっく!
「う〜ん、掘れん」
手でも揺すってみよう。
最後に園バスのおじさんの手を借ります。
「えいっ」とクワを力いっぱい振り下ろせば…
ざくっ! 「やったあ、掘れた!」
額に汗にじませながら、一生懸命掘りました。みんないい表情しています。
急な斜面は降りるのも大変です。
「わあ、すべる〜」
竹に手をかけながら「おっとっと!」
脚力やバランス力も育つたけのこ掘りです。
「いっぱい掘れた!」
たけのこ山の麓でお弁当をいただきます。
ホーホケキョッ!
時折うぐいすの鳴き声も聴こえる、風光明媚なロケーションです。
こんなところで食べるお弁当は抜群のおいしさです。
お友達と会話に花も咲かせながら、みんなよく食べました。
水があればのぞきたくなるのがみどりっ子。
「何かいないかなあ…」
ほら、今年もかえるさんに出会うことができました。
さあ、それでは幼稚園に帰りましょう。
「おじさん、ありがとう」「タッチ!」
幼稚園に帰ってきました。
軽トラックいっぱいのたけのこにびっくりの年中・年少さん。
「大きいぐみさんがとってきたんだよ」「すごーい」
年長さんは早速たけのこの皮をはいでいます。
「皮がいっぱい」「あっ、白いたけのこが見えてきた」
食卓に上がったたけのこだけでは気づかない発見がいっぱいです。
次の日…たけのこの煮物の完成です。
「さあ、めしあがれ」
シャキシャキと触感を楽しみながらいただきます。「うん、おいしい」
園庭でもたけのこタイムのはじまりです。
「なんだ、なんだ?」とみんな集まってきました。
「大きいぐみさんが掘ってきたたけのこで作った煮物だよ。食べる?」
「うん、食べる食べる!」
給食でもたけのこごはんが登場。
旬の味を満喫した子ども達でした。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004