今日は秋の遠足!
年中と年少さんは、
八幡山へ行きました。
いいお天気に恵まれました。
八幡山へは、もちろん
歩いて行きますよ。
さあ、出発です!
横断歩道では、
左右をよ〜く確認して・・・
年中さんが年少さんの手を
つないで歩きました。
優しく声をかけながら歩く姿は、
お兄さん・お姉さんのように
頼もしく、年少さんも
嬉しそうに歩いていました。
田んぼはすっかり稲刈りが
終わり、広々とした風景が
広がっています。
山裾の道では・・・
風に吹かれて、
笹の葉がさらさらと
揺れる音が心地よく
聞こえてきました。
「みてごらん、
柿がなっていますよ」
「あ、お地蔵さん」
おや?
手をあわせて
拝んでいますよ。
鬱蒼とした山の中にある
石段を「どっこいしょ!」
しっかりと足を踏みしめ、
一歩一歩、力を込めて
登っていきます。
小さな体には
ちょっぴり険しい石段ですが、
友達と一緒だからこそ、
乗り越えることが
できました。
石段の次は・・・
素敵な坂道!
木漏れ日が美しく、
深呼吸すると、
空気もとってもおいしいね。
山頂に着きました!
見晴台に駆け寄り、
眺望を楽しみます。
「こんな高いところまで
のぼったんだね」
「いっぱい歩いたんだね」
達成感と満足感を
味わっているようです。
「ぼくのおうちはどこかなあ」
「幼稚園はどこかなあ」
「みーつけた!」の声も
いっぱい聞こえてきました。
空には綿菓子のような雲が浮かび、
鳥も悠々と飛んでいます。
自然の大きさを肌で感じることができました。
山頂には
静かに佇む神社があります。
「今日は遊ばせてください」
とご挨拶をしました。
さあ、お昼までは、
山頂の広場で自由遊びの
時間です。
秋の山といえば・・・
やっぱり
どんぐり拾い!
「ほ〜ら、こんなにいっぱい」
「帽子付きのどんぐりだよ」
「みて、大きい帽子!」
「緑のどんぐり」「このどんぐりは栗みたい」
色や大きさの違いを楽しみながら、
たくさん拾うことができました。
「みせて、みせて」
お友達とも見せ合いながら・・・
こちらでは、落ち葉拾い!
かさかさ、ざらざら♪
落ち葉の感触や音を、
五感いっぱいで感じます。
「真っ赤な落ち葉、みーつけた」
おみやげがいっぱい!
「ぼくは木の枝をみつけたよ」
「あ、バッタ!」
「ぼくの手においで」
「大きいカマキリ、見せてあげる」
「かっこいいね」
「テントウムシもいたよ」
砂遊びも人気!
園の砂とはちょっと違う
“さらさら”とした感触です。
たくさん遊んで
お腹が空いたところで、
お弁当の時間です。
清々しい秋風の中で
食べるお弁当は格別の味。
お友達との会話も
よく弾みます。
食後の楽しみは
お菓子タイムです。
幸せに満たされた空気が、
広場をやさしく包み込みました。
仲間と一緒に自然のなかで
思いきり遊んだ子どもたち。
友達と過ごす楽しさや
心地よさを感じながら、
またひとまわり成長したようでした。
発見や感動もたくさん
味わえましたね。
これからも子どもたちの
「なぜ?」「もっと知りたい!」
という探求心を大切に育んで
いきたいと思います。
「さあ、
幼稚園に帰りますよー」
「忘れ物はないですか?」
「ごみは落ちていないですか?」
再び、緑が気持ちいい
坂道を歩きます。
「おいしそうな柿、
食べたいなあ」
「大きな葉っぱがいっぱい!」
「これは里いも畑ですよ」
「ネコジャラシ!」
「ハウスの中では
何つくっているのかな?」
秋の自然をいっぱい感じた
実り多き遠足となりました。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004